2013年3月21日木曜日

危険体験特別編:身近にいた人が遭った被害

中国語の先生が繰り返しスリに遭う:中国にて

中国の成都に留学していたときのことです。



私の中国語の先生は、中国で屈指の名門大学である四川大学でPhDを取り、かつどこをどう見ても20歳ちょっとにしか見えない、超かわいい33歳の先生でした。

その先生が、朝のバス通勤中に、スリに遭ってしまいました。財布を丸ごと盗られ、結構な額のお金とクレジットカードを盗られてしまったようです。

1週間程度が過ぎて、ある朝中国語の授業を受けるために、授業に出ると、先生が泣きながら入ってきて、もう授業になりません。

昨日新しいクレジットカードが届いたばかりなのに、また新しい財布が丸ごとスリで盗られてしまったとのことです。

学生の私たちは、もう今日の授業はしなくていいよ、クレジットカードを止めようと伝えていましたが、その先生は、最後まで授業をしてくれました。まともに授業にはなりませんでしたが、先生スピリットを感じました。

対策:その先生は、小さなバッグを肩にかけていましたが、チャックを開けて盗られる危険があります。カバンは前にかかえるようにして持ちましょう。

クラスメートがウルムチで財布を盗まれる:中国にて

これも、中国の成都で留学しているときです。

体が大きく、親が大学教授というあるクラスメイトが、ウルムチに旅行に行きました。

ウルムチと言えば、中国の中でも、かなり内陸部にあり、成都からは途方もない距離があります。

彼はウルムチで財布を盗られ、命からがら成都に戻ってきました。

対策:貴重品を複数に分けて管理する。


クラスメートがカバンをひったくられる:アメリカにて

東京・新宿にいたころから、留学に向けて一緒に勉強していた日本人の女友達が、わずかアメリカ留学3日目にして、早速カバンをひったくりされてしまいました。

大学を横切るメインの道路で、お昼の時間に女2人で歩いていたところ、突然後ろから男にカバンをひったくりされ、走って逃げられてしまったのでした。

この事件のために、直接の被害には遭わなかった、同じ時期に留学を開始した私たちは、身の回りのものには注意するなどの、治安対策には念を入れるようになったのは間違いありません。

なお、海外保険には入っていたため、被害金額分のお金は戻ってきたようです。

対策:肩にかけるカバンは、道路側に持たない。なるべく肩にかけるカバンは避ける。ちゃんと保険に入っておく。

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