2013年3月27日水曜日

【英語学習】そうだったのか!日本人が英語ができない本当の理由

問題が発生したときには、原因がわからないと、問題解決は難しいですよね。

日本人の英語も一緒です。英語ができないのなら、どこかにある原因を突き止めなければなりません。



今回のブログでは、その原因とやらを突き止めていきます。

なぜ日本人は英語が苦手なのでしょう?

英語が苦手な理由①必要がなかった

そもそも、日本人にとって、英語は必要だったのでしょうか?

 これまで、日本にはほとんど同じような日本人ばかりが住んでいて、コミュニケーションは日本語で事足りました。それどころか、文化も知ってる知識もそっくり同じように共有しているので、口数すらそんなに必要ない環境でした。

そんな中、英語は必要でしたでしょうか?いらないですよね。

英語がなくても、先進国の1つとして、一時はジャパンアズナンバーワンともてはやされるほどの存在感を発揮できていました。そのため、英語力向上に手間をかけてもコストパフォーマンスが低く、そのため真剣に英語力向上を試みる人が少なかったのです。


英語が苦手な理由②やり方が間違っていた

たとえ一生懸命英語を勉強したとしても、やり方が間違っていたら英語力は一向に伸びてこないですよね。以前のブログでお伝えしたように、日本語力ばかりが伸びる英語の勉強をしてきたので、英語力はまったくお粗末な状態が続いてしまいました。

英語で情報を得て、英語で考えて、英語で伝える訓練をしてこなかったため、英語力がこれまで微塵も伸びませんでした。


英語が苦手な理由③受身だから

日本では、中学、高校、大学と、アウトプットして人に何かを伝えることが重要視されてきませんでした。学校では人の注意を引かないおとなしい生徒、テストでよい成績をとってくれる生徒ばかりがちやほやされ、自分の意見を言うなんてことは、生意気なことかのような風潮がありました。

中学なら発言回数が内申点に響いたりするので、発言する人もいたでしょうが、高校ともなると授業中に手を挙げる人なんて皆無の学校も多いでしょう。私は、先生に何か聞かれてもすべて「わかりません」で通していました。なぜなら、それは「100%わかっている」という保障がないから。間違えることのリスクを取るに足るメリットが、当時の学校環境にはありませんでした。

日本の学校教育のような、実社会からかけ離れたワンダーランドでは、アウトプットなしの自己満足でもうまくいくのでしょう。与えられた情報を受け取っているだけでいい。しかし、普通の当たり前の社会では、何かしらのアウトプットを出すことで問題を解決し、社会をよりよくすることが求められるため、それではうまくいきません。

それは、日本語、英語を問いません。日本の大学を出たばかりで、社会人としてすぐにやっていけるだけの日本語力を持った人が、はたしてどれだけいるのでしょうか。

正直、まじめな日本人であれば、英語力が乏しくても勉強ばっかりすればアメリカの大学を卒業するのは余裕です。でも、英語力が伸びるかはまた別問題です。

英語力を鍛えるには、受身で英語のシャワーを浴びるだけではいけません。英語を聞いたらそれをコンピュータのように横流しすればよいのではなく、そこから自分で英語で考える、そして英語で伝える行為がなければ、英語ができることにはなりません。そこにはあなた自身の主体性が不可欠です。


英語が苦手な理由④だれも相手してくれないから(逆の例は赤ちゃん)

ところで、赤ちゃんは、どうやって言葉を学んでいくのでしょう?生まれたばかりの頃は、単語1つすら知らない、パパ・ママすら言えない状態からスタートするのです。

一人前になるには数十年の年月がかかりますが、それでも、赤ちゃんはほぼ例外なくそれなりの言語能力を身に付けることになります。不思議ではありませんか?

赤ちゃんと私たち大人の決定的な違いは何か?それは、周りの人によるケアです。

赤ちゃんは、常に両親などの大人からの手厚いケアを受けています。赤ちゃんはこの上もなくかわいいし、ありえないくらいにか弱い。だから、赤ちゃんも、そのケアに応えるために、すくすくと成長するわけです。

一方、大人はどうか?大人をケアしてくれる大人は、めったにいません。たとえいたとしても、そういう人はうっとうしいし、図々しいし、子供扱いしてくるから面倒くさい。

大人には、むしろ人をケアしないといけないことが多い。弟、妹もいるかもしれないし、後輩の世話、顧客の世話など、ケアをもらうどころかあげないといけません。

だれも手厚いケア、期待、コミュニケーションをしてくれないので、なかなか成長スピードが上がりません。


英語が苦手な理由⑤だめな環境にいた

④の理由につながる部分ですが、英語ができるようにならない最も根本的な原因は、あなたが英語ができるようになるための環境にいないことにあります。

日本の歴代首相を見てください。彼らは、大抵政界のサラブレッドたちです。両親も祖父母も、日本の政治において主要な役割を担ってきた人たちばかりです。

そんな人たちに囲まれると、小さい頃から権力のそばにいて、政治で力を発揮するために必要な人たちがすでに周りにいます。そして、知らず知らずのうちに、政治家としてあるべきスキルやマインドを持つようになります。

その結果が、日本の首相になるということなのです。

野田元首相も同じです。彼は政治家の家に生まれたわけではありませんが、早稲田の政経学部に入り、松下政経塾の門をたたき、松下幸之助の面接を受け、政治家志望の仲間に囲まれ、政治家となっていきました。

私が英語ができるようになったのも、環境のおかげです。親類にたまたま英語の重要性を知っている人がいて、たまたま留学できる環境があり、留学希望者の集まる学校で勉強することができて、アメリカの大学在学中にたまたまアメリカ人を彼女にできたおかげで、今の私の英語力があります。

あなたの周りの環境を見渡してみてください。あなたが英語ができないのは、これまでに英語ができるようになるための環境がなかったからなのです。違いますか?

環境に頼るなんて、弱い人がすることだ。偉人は自分で環境を変えられるだろう。なんて考える人もいるでしょう。これは間違いです。

偉人の周りには、必ず先輩の偉人がいます。そして、偉人の周りには偉人がたくさんいます。偉人も愚人しかいないところにい続けたら、愚人のようになっていきます。ですので、環境を変えることは弱いことだと信じるのは間違いですので、考えを改めましょう。


次回のブログから、英語ができるようになるための方法をお伝えしていきます。

まとめ

日本人が英語が苦手な理由には、①必要がなかった、②やり方が間違っていた、③受身だから、④だれも相手してくれないから、⑤だめな環境にいた、の5つがあります。


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2013年3月26日火曜日

必見!英語ネイティブから見た、日本人の英語とは?

これからは英語ができて当たり前の時代だと、耳にタコができるほど聞いている人も多いと思います。



でも、実際に英語力が劇的に伸びた人が、日本にどれだけいるでしょうか。

いや、確かにいますが、ごく少数の人だけが英語を実際に使いこなせているのではないかと思います。

今回のブログから、なぜ日本人は英語ができないのか、解説していきたいと思います。

その前に!英語ができないということを考える前に、英語ができるとは、実際どういうことを言うのかを定義してみます。


英語ができるって、どういうこと?

英語ができる人と聞いたら、どんな人を思い浮かべますか?

外国人とぺらぺら英語でしゃべっている人でしょうか?
背や鼻が高い白人の男性・女性でしょうか?
海外に留学経験のある人でしょうか?

おそらく、1人1人、英語ができる人の像というのは、違っているかと思います。

では、私が考える、英語ができる人とはどんな人を言うのか?


ずばり、英語で考えられる人です。

 
これだけです。シンプルすぎますか?

念のため、もう一度言います。


英語ができる人とは、英語で考えられる人のことです。


単純すぎますが、これが真実なんです。英語ができない人は、このところがわかっていないために、何十万、あるいは何百万、何年、あるいは何十年と、効果のない英語学習を試しては幻滅しているのです。


過去に受けてきた英語教育を思い出してみてください

目をつむって、思い出してみてください。

あなたは、中学生の頃、どんな英語の勉強をしてきましたか?

高校生の頃は、どのように英語を勉強しましたか?

・・・

そして、もう少し具体的に思い出してみてください。

あなたは、英文を丁寧に日本語に訳してませんでしたか?

授業中に教えてくれた先生は、日本語で話してませんでしたか?

黒板には、日本語で英文法の解説が書かれませんでしたか?

授業中、先生や他の生徒とは、日本語で話していませんでしたか?

そして、あなたは授業中、いつもと同じように日本語で話をするように考え事をしていませんでしたか?

・・・

思い出せてきましたか?

あなたはこれまで、英語を勉強しているとき、常に日本語に囲まれ、日本語で考えていたわけです。英語で考えるなんていうのは、その当時これっぽっちもしていなかったわけです。

当然、これでは英語の授業の間に日本語はめきめき上達しますが、英語はショックなくらいにまったくと言っていいほど上達しません。


英語で考えるというパラダイム転換

これまで、あなたは英語を勉強しているようで、日本語の訓練をしてきたのです。目的はあっても、手段が違ったわけですね。

そこで、逆に、こうなったらどうでしょう?

あなたが今向かっているPCには英語のOSが組み込まれており、画面内に写っている文字はすべて英語。

聞こえてくる音楽やラジオは、すべて英語。

あなたがタイプしている文字は、すべて英単語をつないだ英文。

あなたは毎朝、英語設定のFacebookを開いて世界中の友達と英語でチャットする。

使う検索エンジンは英語設定のGoogle。

登録しているメルマガはすべて英語ネイティブによるメルマガ。

大抵の友達は英語ネイティブや英語が達者な人で、友達と会うときは常に英会話。

そして、あなたは毎日せっせと英語でブログを書いて、世界中の人がそれを読んでいる。

これらは、どれも英語ネイティブが日々していることです。英語ネイティブは、常に英語に接して英語で考え、英語でアウトプットしているから、英語ネイティブ足りえるわけです。

そこで、あなたも英語ができるようになりたいのなら、
英語に触れる⇒英語で考える⇒英語で伝える

これをする必要があるのです。

シンプルですよね?

これが受け入れられたら、あなたの英語学習はその時点で本当の意味でスタートするのです。


英語ができない日本人は、英語ネイティブにどう見えているのか?

ここまでで、英語ができるとはどうことなのかをお伝えしました。

今度は、もう少し具体的に英語ができるということ、できないということを掘り下げてみます。

英語ができない日本人は、英語ネイティブには実際どのように見えているのでしょうか?


ネイティブから見た日本人の英語①:相手の言っていることがわからない

あなたは、オバマ大統領のスピーチを聴いたことがありますか?ちゃんと英語で聴きましたか?そのとき話を理解できましたか?

おそらく、理解できた人は少ないのではないかと思います。

理解していない上で、オバマ大統領にスピーチ内容に関して質問できますか?なかなかできないですよね。

それでも、オバマ大統領は、聴衆のだれもが理解できるように、ゆっくりと丁寧に、かつ声の抑揚や大小、体の使い方、間の取り方等、いろんな角度から力強い話をしてくれます。

でも、普通の英語ネイティブは、普通の感覚でぺらぺら話しているわけです。そんな中で話に着いていって、うまく質問やコメントを交え、さらにはジョークを言ったりなんていうのは、なかなかできるものではありません。

対話というのは、相手の話が聴けないと始まりませんが、これがまずなかなかできません。


ネイティブから見た日本人の英語②:相手に声が聞こえていない

英語ネイティブの例えばアメリカ人が英語で話しているのを見かけて、声がでかいなと思ったことはありませんか?

一方、あなたが英語を話すとき、そんな英語ネイティブのように大きな声で話ができますか?

なかなかできないですよね。

そうなんです。ネイティブの特徴は、声がでかいことです。

なぜか?英語ネイティブは、もともとロシアあたりの山の寒いところからヨーロッパに南下してきた人たちです。彼らは寒いところから来たので、口をあまり大きく開けません。

口を開けない状態でもごもご話をすると、相手に話が伝わりません。そこで、自然と腹から大きな声で音を出すようになるわけです。

一方、日本人の場合は南から来た人と北から来た人が混ざり合った、移民による混血の文化で、言葉は「あいうえお」をはっきり言う言葉を使っています。

そのため、日本人は、英語を話す際になかなか腹から十分に大きな声で話せないわけです。


ネイティブから見た日本人の英語③:自信がなさそうに見える(そして実際に自信がない)

英語ネイティブが講演で話している様を見たことはありますか?

オバマ大統領とか、そうでなくても、日本人から見て、目線は若干上で、胸を張り、背筋は伸びていて、言葉は一貫性を持ってはっきり伝える。そんな人が多いと感じたことがあるのではないでしょうか。

一方、日本人で講演している人はどうでしょう。うつむきぎみで、声が小さく、話し方があいまいで、聴いているこっちの方が不安になる講演者も少なくありません。

一度、マサチューセッツ工科大学のメディアラボで福所長をしている石井裕氏が、東京・品川に講演にいらっしゃったときのことです。

そのときは、他にも複数の日本企業のお偉いさんが登壇していましたが、説得力はまったく比較になりませんでした。

石井氏は、自信に満ち溢れていて、目が輝き、早口に話す一言ひとことが、インスピレーションに満ち溢れていました。

アメリカでは石井氏のような人が賞賛されます。逆に、自信のなさそうな人は、一貫性が見えないために何もできない人かのように扱われます。

そのために、自信がなさそうに話す日本人は、たとえ英語がある程度できても、できないと思われてしまうのです。



そうだったんだ。。ではどうしよう??

ここまで、英語のネイティブから見た日本人の英語をご紹介してきました。日本人の英語って、実際はこのように見えていたんですね。

それでは、これからもう少し具体的に、日本人は英語ができない本当の理由をお伝えしていきたいと思います。次回のブログでご紹介しますので、お楽しみに。


まとめ

日本人は英語で考えていないがために、英語ができない。英語ネイティブから見た日本人の英語は、①相手の言っていることがわからない、②相手に声が聞こえていない、③自信がないように見える(そして実際に自信がない)の3つの特徴があります。

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2013年3月25日月曜日

日本人は英語ができない?日本人の「本当の」英語力を知ろう!

日本人だから、私は英語ができない、と思っている人は少なくないのではないでしょうか?


「日本人だから英語ができない」「日本人だから英語を話せない」「日本人だから外国人の友達ができない」

日本人だから。。。日本人ということで、英語にコンプレックスを持つ人は多いようです。

それは無理もないでしょう。これまで日本語ばかり使ってきていて、英語で会話した経験のある人そのものが少ないです。英会話をしたことがないのに、どうして自分は英語ができるなどと思えるでしょうか?

日本で義務教育を終えた人であれば、中学高校と英語を勉強したことがあるはずですが、そこで何を学んだのでしょうか?授業中も眠くなるし、つまんないから宿題もやらないし、結局6年かけて勉強したところで、学んだ気がしていないのではないでしょうか?


本当のところはどうなの?日本人の本当の英語力

日本人の英語力を客観的に測るものさしとして、よくTOEFL試験の各国平均点数が使われます。TOEFLとは、主にアメリカの大学に進学を希望する人が受ける試験です。リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングまでを、総合的に測る試験です。

この試験での日本人の平均点数が、2011年度は69点でした。この点数は、カンボジア、ラオスに続いてアジア30カ国中28位です。ちなみに韓国は82点、中国や台湾は77点です。この点差は、誤差では到底説明できないほどに大きいです。

日本人の英語力は、やっぱり低いんだな、と思った方、もう少し判断をお待ちください。
TOEFLを受験する人は、アメリカの大学に進学したい、日本の中でもごく一部の人たちだけが受ける試験です。日本全体の英語力を示しているわけではありません。

もう1つの試験結果を見てみましょう。EF英語能力指数というものがあり、これは世界最大の教育機関であるEFが、世界中の英語能力を一律に比較するために近年始めた調査です。

この調査では、世界54カ国、150万人が受験したEFの無料試験の結果が使われており、TOEFLの受験者数とは比較になりません。

この調査での日本のランクは、54カ国中22位です。韓国の21位と並んでいますので、TOEFLのような大きな点差は見られません。 また、この調査結果の方が、受験者数は多いので、TOEFLと比べてより国民全体の英語力を測るものさしにもなると考えることができます。

ただ、EF英語能力指数がEFという語学学校のコース受講前に受ける無料テストと、簡易なものであるのに対し、TOEFLは4時間かけて総合的な英語力を洗いざらい調べるテストとは異なります。

それでも、54カ国中22位であれば、順位としては思ったよりも悪くないのでしょうか。


日本人の英語力は悪くないぞ!でも。。。

EF英語能力指数での実際のランクは悪くありません。でも、その実感を持っている人は少ないでしょう。

私はあちこちで留学していたこともあり、英語のネイティブの人たちと数多くの交流の機会を持ってきました。

英語のネイティブの人は、日本人の英語についてどう思っているのでしょうか?


英語ネイティブ日本人の英語をどう捉えているか?

留学中に私が会った英語ネイティブの人たちは、私に会うと口々にこう言います。

「日本人って英語ができないけど、ガクは英語が上手だね。どうして?」

私が、アメリカの大学で勉強しているかだよ。と答えると、相手はそれでも信じてくれません。

「でも、私が会った日本人の☆☆★は、アメリカの大学を卒業していて英語はぺらぺら話すけど、言ってることは最初から最後までぜんぜんわかんないよ

こんな答えが大抵の場合返ってきます。そこで、

「後、彼女がアメリカ人だからかな
 
と伝えると、「It's cheating!!」と叫ばれ、だからかーっと納得してくれます。

または、英語講師や大学教授の場合は、

「ガクは英会話できるね。大抵の日本人の学生って、書かせるときれいな文を持ってくるけど、英会話はなかなかできないよね。」

こんな反応が返ってきます。

つまり、どういうことか。

英語試験の平均点がどうであれ、英語のネイティブは、日本人の英語力に対して、非常に懐疑的な印象を持っています。そしてその印象は、大抵の場合これまでに会った日本人から受けた印象から来ています。

その印象を与えているのは、英語を勉強していない日本人だけではありません。英語ができると日本では思われているはずの、海外大学在学生や卒業生ですら、同じように英語ができないという強烈な印象を与えているのです。

英語ネイティブとのコミュニケーションがうまくいっていないのですから、当然日本人は英語ができるという自覚を持つこともなかなかうまくいきませんね。

英語ネイティブは私の英語をどう捉えていたか?

英語ができなかったのは、私も同様です。

私は今でこそ、ネイティブと対等に議論を交わしたり、楽しくジョークをはさんで会話できますが、もちろん最初はそうではありませんでした。

私は、高校生の頃、在籍する高校の交換留学プログラムの面接を受けて、YesかNoだけをランダムに連呼するという話にならない状態だったために、余裕で落とされました。

高校3年生の頃、英検2級を受験し、筆記試験はリーディングとライティングがほぼ満点だったために、リスニングが鉛筆ころがしレベルの正答率でも受かりましたが、面接試験で悲惨なレベルの不合格を喫しました。

筑波大学に入学して直後に受けたTOEIC試験では、リーディング375点でリスニング130点でした。

アメリカの大学に入って最初の1年は、英語があまりにできずに、友人の授業ノートをコピーさせてもらい、大学新聞部からは記者として初日で排除され、受講したゼミクラスでもクラスの失笑を買う発言しかできませんでした。

英語で話しかけると、ネイティブの人たちは瞬時に私の英語のレベルを感じ取り、すぐさま去っていきました。ネイティブの友達もほとんどできませんでした。

アメリカの大学ですでに1年半勉強していた頃に、今の妻に出会いましたが、当時の私の英語力が片言かつ意味不明だったと、今でもよく笑いのネタにされます。

ここまで、日本人の英語力を探ってきましたが、次回のブログで日本人は英語ができない「本当の」理由をお伝えしたいと思います。

まとめ

日本人は英語ができないとよく言われるが、統計的なものを見る限り、はっきりそうとは言えない。ただ、英語ネイティブは、日本人に対して英語ができない人たちという印象を与えているようだ。

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2013年3月24日日曜日

英語は本当に必要か?素朴な疑問を徹底解明!

今の時代、英語ができて当たり前と言う人は少なくありません。



小学校での英語教育が必須となり、日本の大学も国際化を謳って英語だけで卒業できるコースを設けたり、英語で生活する学生寮を作ったり。

企業は英語を公用語にしたり、社員をまとめてフィリピン留学に送ったり、新入社員のほとんどを外国籍の人にしたり。

日に日に社会が英語の環境にシフトしている気がします。

英語を使うことが必須な社会に、日本もなってきている気がしますが、実際のところ、英語はこれから必須なのでしょうか。

本当は、英語は必須ではないのに、英会話学校や留学エージェントの嘘情報にのせられているだけなのでしょうか。


英語は必須?そんなことはありません

私が思うに、英語は必須ではありません。

だって、おかしな話でしょう。日本語のエキスパートがいなかったら、日本語でビジネスしている人が日本語の専門知識を借りれなくなってしまいます。

日本は伝統的に製造業が強かった国だと思いますが、だからといって製造業の知識を持つ人しかいなかったら、日本の金融やITや政府機関や教育など、あらゆるほかのジャンルの業界が立ち行きません。

ですので、日本語がとても得意な人は、日本語が存在する以上はずっと必要になります。そうした人は、日本語だけで食べていけますので、英語が必須というわけではありません。

また、これは日本語以外の、例えば中国語やベトナム語など、その他言語を専門とする人や、言語を使わない肉体労働などについている人も同じです。こういった人は、英語を必須としません。


必須ではないが、英語があると世界観が変わる、世界が変わる

それでは、英語が必要な人はどのような人なのでしょう?

それは、先ほどご紹介した以外のすべての人が該当してきます。

つまりは、英語は必須ではないが、それはごく一部の人に限ってのことです。

そこで、英語ができると得られるメリットをご紹介していきます。

収入に直結する

英語ができるかできないかは、あなたの収入に直結してきます。日本語だけで取り組める仕事が、日本経済の縮小によって減ってきています。

一方で、英語での仕事は、増え続けています。世界中で国際化・英語化が進んでいますから。

 そのため、英語ができることで仕事の幅が増えますし、逆に日本語しかできないようでは、英語ができれば取り組めるはずの仕事ができなくなってしまいます。

このことは、世界最大の教育会社EFが出しているEPI英語能力指数の調査で明らかです。英語ができる国ほど、一人当たりの国民所得が高いです。つまり英語ができればできるほど、高い収入を得られるということです。

好奇心を満たせる

英語ができると、日本語だけの世界では考えられないような情報量に出会うことができます。その量も膨大ですし、その質も日本語の世界とは違います。世界にはいろんな考え方の人がいますから、日本人の考え方とは違った意見に出会うことができます。

人間には好奇心の欲求がありますから、日本語の世界で退屈している人は、英語の世界に触れることで好奇心を思う存分満たすことができます。


より気の合う仲間ができる

日本には日本語ができる同じような人が多く住んでいるため、自分に合った仲間ができにくいです。

でも、世界にはいろんな人がいます。 日本で出会えないようないろんな人に出会えます。もっと自分に合った人に出会えるかもしれませんし、自分とまったく異なる面白い人とも出会えるでしょう。

私も、留学することで興味関心のより近い日本人の仲間に出会えましたし、世界中に友人もできましたし、結婚相手を見つけることもできました。


よりよい生き方ができる

世界に出ると、日本人の生き方以外にいろんな生き方があることに気がつきます。日本人の生き方にも世界に誇れるかっこいい生き方はありますが、世界中にも自分に取り入れたくなるような生き方、考え方があります。

日本のいいところ、世界のいいところを上手に取り入れて、自分がもっとも理想とする生き方を構築することができます。


世界がより平和になる

あなたには今、とても憎んでいる日本人がいるとします。
あなたは日本に核爆弾を落としたいでしょうか?

落とさないですよね。なぜなら、あなたは日本に住み、日本や日本人に親近感を持ち、たくさんの友達が日本にいるのですから。

今度は、あなたが行ったことのない国で、友達もなく、その国にはあなたが八つ裂きにしたいと思うような憎い人しかいない国があるとします。

あなたは、核爆弾を落とすように国から命令された場合、投下のボタンを押すことができるでしょうか。

ボタンを押す瞬間、あなたはその憎い奴の顔を思い出し、ついボタンを押してしまうかもしれません。

でも、その行ったことのない国に住む友達ができたとします。今度はボタンを押すときに、その友達の顔も浮かんできます。その友達の家族のイメージも浮かんできます。

あなたがボタンを押した瞬間、核爆弾が投下され、その友達や、その家族が一瞬にして吹き飛ぶのです。

 そんなとき、あなたはボタンを押せるでしょうか。

 英語ができるということは、世界中に友達ができ、異文化をより深く理解するということです。そして、それによって、異文化に敬意を示し、共感し、一体感と仲間意識を持つということです。

世界中に友達を持つ人が増えてくれば、より世界が平和になると思いませんか?英語はそのために必須なのです。


■まとめ■

英語は他の言語のエキスパートには必須ではないが、それ以外のあらゆる人にとっては必須です。英語を使えることのメリットには、収入に直結する、好奇心を満たせる、より気の合う仲間ができる、よりよい生き方ができる、世界がより平和になるといったものがあります。

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2013年3月23日土曜日

海外で会う人の大半はいい人です

ここまで、私が目の当たりにしてきた危険の数々をご紹介しました。

平和ボケした日本の中で、なかなか危険を感じる機会は少ないかと思いますが、私の経験を参考に、海外へ渡航される際には、気を引き締めていただけるとよいかと思います。

ただ、ここに書いた危険な体験は、私が海外旅行中に出会ってきた数々のいい人との思い出に比べれば、取るに足りません。



海外で出会う人たちの大半は、普通にいい人たちでした。人をだますような人は、ほんの一部に過ぎません。

ただ、そんなほんの一部の悪い人たちに、楽しい海外旅行が台無しにされることのないよう、私がお伝えしてきた治安対策法をぜひ参考にしていただければ幸いです。


■まとめ■

海外で出会う人の多くはいい人だが、中には悪い人もいて、実際に痛い目にも遭うかもしれません。ただ、すでに海外で痛い目に遭った人の体験談を聞いて、渡航前から渡航先での生活をイメージしていくことで、危険を減らすことは可能です。先人の経験を活かし、自分はリスクを回避しながら楽しく海外旅行・海外留学 をしましょう。

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2013年3月22日金曜日

危険体験特別編:逆に安全を感じた場面

知らない人にスーツケースを預けてでかける中年女性:スウェーデンにて

スウェーデンのベクショーという、人口7万人程度の都市に留学していたときのことです。



ベクショーに来てからまもなく、スウェーデンといえばIKEAということで、早速ベクショー近くの、世界中にあるIKEAの中でも記念すべき第一号店に行くため、ベクショー駅で電車を待っていたときのことです。

ふいに、あるスーツケースを持ったおばさんが声をかけてきました。最初はスウェーデン語で声をかけてきたのですが、私が理解していないとわかると、英語で「このスーツケースを観ていてくれる?」と言いました。

出発まで10分あるから、あそこの売店で果物を買いたいとのことでした。

もちろん、私はちゃんとカバンを見守っていましたが、スウェーデンは、見知らぬ人にスーツケースを預けてしまうくらい、安全な国なのだなと感じた瞬間でした。


けんかをすかさず止めるインド人の群れ:インドにて

インド人は、いろんなことに興味津々となる人たちです。



インド留学中、何度かインド人の間で喧嘩が始まるのを目にしました。そのとき、すかさず誰かが止めに入ります。

それも、数十人という暇な男が、わさわさと間髪置かず群れとなってやってくるのです。

私は、そのたびに、インド人は道徳心が強い人たちだなあと感じました。日本ではここまで積極的に喧嘩を止めようとする人は少ないかもしれないなと思いました。

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2013年3月21日木曜日

危険体験特別編:身近にいた人が遭った被害

中国語の先生が繰り返しスリに遭う:中国にて

中国の成都に留学していたときのことです。



私の中国語の先生は、中国で屈指の名門大学である四川大学でPhDを取り、かつどこをどう見ても20歳ちょっとにしか見えない、超かわいい33歳の先生でした。

その先生が、朝のバス通勤中に、スリに遭ってしまいました。財布を丸ごと盗られ、結構な額のお金とクレジットカードを盗られてしまったようです。

1週間程度が過ぎて、ある朝中国語の授業を受けるために、授業に出ると、先生が泣きながら入ってきて、もう授業になりません。

昨日新しいクレジットカードが届いたばかりなのに、また新しい財布が丸ごとスリで盗られてしまったとのことです。

学生の私たちは、もう今日の授業はしなくていいよ、クレジットカードを止めようと伝えていましたが、その先生は、最後まで授業をしてくれました。まともに授業にはなりませんでしたが、先生スピリットを感じました。

対策:その先生は、小さなバッグを肩にかけていましたが、チャックを開けて盗られる危険があります。カバンは前にかかえるようにして持ちましょう。

クラスメートがウルムチで財布を盗まれる:中国にて

これも、中国の成都で留学しているときです。

体が大きく、親が大学教授というあるクラスメイトが、ウルムチに旅行に行きました。

ウルムチと言えば、中国の中でも、かなり内陸部にあり、成都からは途方もない距離があります。

彼はウルムチで財布を盗られ、命からがら成都に戻ってきました。

対策:貴重品を複数に分けて管理する。


クラスメートがカバンをひったくられる:アメリカにて

東京・新宿にいたころから、留学に向けて一緒に勉強していた日本人の女友達が、わずかアメリカ留学3日目にして、早速カバンをひったくりされてしまいました。

大学を横切るメインの道路で、お昼の時間に女2人で歩いていたところ、突然後ろから男にカバンをひったくりされ、走って逃げられてしまったのでした。

この事件のために、直接の被害には遭わなかった、同じ時期に留学を開始した私たちは、身の回りのものには注意するなどの、治安対策には念を入れるようになったのは間違いありません。

なお、海外保険には入っていたため、被害金額分のお金は戻ってきたようです。

対策:肩にかけるカバンは、道路側に持たない。なるべく肩にかけるカバンは避ける。ちゃんと保険に入っておく。

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2013年3月20日水曜日

バスが派手に追突事故を起こす:アメリカにて

アメリカのリノで留学していたとき、私はいつものように、自転車で片道50分をかけて、柔術道場に通っていました。行く途中、道路でバスと車が接触事故を起こして警察が来ているのを見ました。



バスが、右折中の前の自動車に突っ込んで、大破させたようです。

日本では、バスが事故を起こすなんて考えられませんが、アメリカで起こっているのを見て、唖然としました。

対策:海外では交通事故がいつ起きてもおかしくないことを肝に銘じて行動する。


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2013年3月19日火曜日

偽Hotmailサイトでパスワード情報盗まれる:中国にて

上海留学中、大学近くのインターネットカフェでよくインターネットを使っていました。



ある日、いつもの通りインタネットカフェでインターネットを使っているとき、HotmailにログインしようとHotmailのホームページを検索しました。出てきたサイトにIDとパスワードを入力して、ログインをクリックすると、画面がそのまま消えてしまいました。

あれっ、おかしいなと思いながらも、そのままインターネットを使っていました。

その次にインターネットを使う機会があったとき、Hotmailを開くと、私の友人・知人の数人から、変なメール届いてるよと、メールが届いていました。

すぐに、持っているメールアカウントのパスワードをすべて更新しましたが、ひやひやしました。

対策:インターネットカフェのような、不特定多数の人が使う場所で、ログイン情報など、大事な情報を入力するようなことはしない。

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2013年3月18日月曜日

ぼったくりバー:中国にて

中国・成都での留学が終わり、東南アジア旅行を経て中国・上海に到着したときのことです。



滞在する大学寮に荷物を運びこんで、私は早速上海の繁華街観光に繰り出しました。

行き先は、南京東路です。

歩いていると、次から次へと女性が声をかけてきます。

「誰がひっかかるか」と思いながら歩いていると、ある2人組みの女性が声をかけてきました。最初は中国語で聞いてきたので、「中国語はわからないんだ」と英語で答えると、今度は英語で話しかけてきました。

「南京東路に行きたいんですけど、どこにありますか?」と聞いてきたので、「ここだよ」と伝えると、びっくりした様子。

話を聞いていると、台湾から旅行に来ているとのことで、英語ができるあたりや、雰囲気、コミュニケーション力あたりが、これまで成都で見てきたような中国人とは違い、もう少し洗練された感じを受けました。

そこで、話が弾んでしまっているうちに、「KFCに行こう」と言い出したので、「いいよ」と答えました。

ただ、近くにKFCがないようです。「カフェでもいい?」ということで、唐突にあるビルの2階にあるカフェに行くことになりました。そのカフェは、外の喧騒とは打って変わって、ほとんど客がいない空間でした。

カフェといっても、普通に食事ができるところで、食事を注文しました。そのときのメニューに載っている食事は、繁華街によくあるような、普通の費用でした。日本円で、普通の1000円ランチを食べるような費用なので、別に悪くありません。

普通に食べているうちに、その女性2人がワインを注文し始めました。「ワインなんていらねーよ」と思いながらも、その注文の仕方が唐突で、かつ食事の費用からしてそんなに高くないだろうと思ったので、そのままなすがままにしてました。

最後に、それでは帰ろうということで、立ち上がると、カフェのスタッフが請求書を私の方に突き出してきました。とっさに2人の女性を見ましたが、それに対して無反応を決め込んでいました。

「こいつら、俺をはめやがったな!!」

と、瞬間的に悟りました。請求書を見ると、食事の費用は普通に5000円くらいなのに、ワインの費用が4万5000円相当。

ありえねえ。でも、逃げ道はありません。身を切る気持ちでクレジットカードで全額支払いました。

その女性2人は、最後まで知らん振りで、私の「だましたな」というコメントも無視して、私を地下鉄まで見送りました。

次の日、大学のオリエンテーションが開始し、その際に交換留学プログラムのスタッフから「変なカフェに連れていかれて、多額の支払いを要求されて帰って来れなかった人がいるから、気をつけてね」と注意を受けました。

1日遅えよ!と思いながら、ショックの中オリエンテーションを無言で聞いてました。

対策:変な人にはついて行かない。

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2013年3月17日日曜日

ATMでお金を下ろした直後にスリ:ベトナムにて

中国・成都での留学が終わり、次の上海での学期が始まる前に、東南アジア旅行に行くことにしました。



成都から昆明に移動し、さらにバスでベトナムに入りました。そこからベトナムの首都ハノイに、ありえないくらいちんたら遅い電車で12時間ほどゆられた後に着きました。

中国からベトナムに入った時点では早朝6時ごろだったのですが、ハノイのホステルにチェックインしたときには、すっかり外は暗くなっていました。

ベトナム通貨を持っていなかったので、徒歩でハノイの中心部を見物しながら、銀行ATMを見つけてお金を下ろしました。下ろしたお金は、腹周りにつけていたポシェットの中にすばやくしまいました。

そのとき下ろしたお金は、アメリカドルで400ドル相当のベトナム通貨でした。

銀行ATMで下ろしてから、しばらく歩いていると知らないおばちゃんが声をかけてきました。

ベトナム語でせわしなく「XD@UOHDJI@*??」 「@NJBUI#Y*GVVG#??」と、聞いてくるのですが、もちろん私には何と言っているかさっぱりわかりません。

どうせお金払って女性に遊んでもらえる何かの紹介だろうと思って、当然私の方は無視して歩いていきます。

そして横並びで歩いていたそのおばちゃんが、だんだんとしゃべる声を大きくしながら、今度は私の前に回ってプッシュしてきました。

「You don’t understand!!」と言って最後に突き飛ばした後、そのおばちゃんは突然私に構うのをやめました。

あれはいったいなんだったんだ。。と思いながら、まさかと思って自分のポシェットを触ってみると、チャックが開いていて、中に入っているはずの、下ろしたばかりのお金がありません。

「あのばばあふざけんな!!」

と思って回りを見渡しましたが、もうすでにそのおばはんはいません。周りにベトナム人がたくさんいたので、現場を目撃している人はたくさんいましたが、当然傍観者を決め込んで知らないフリです。

あんな露骨なスリをされる世界があったんだと、気づかされたのでした。あんなおばはんに、ベトナムでの1年分の生活費を取られるとは。。

後になって、現場を目撃していたベトナム人のカップルが、バイクで私を追ってきて、「交番にいかなきゃだめだ!」と言ってくれましたが、そのとき私はベトナ ム人に対する不信感で気が立っていたため、無視して交番にも行きませんでした。その当時、私はベトナムでは携行品保証のある保険が使えるとは思っていませ んでした。

対策:スリは思いもしない方法でされることがあると心得る。盗られても大丈夫なように、携行品保障の含まれている海外保険に入る。盗られたらすぐに交番に届出をする。

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2013年3月16日土曜日

先日豪華ランチを食べたタージマハルホテルで同時多発テロ:インドで

これは私のインド留学中に起きたことではありませんが、私が訪れたわずか3ヶ月後に起きたことです。

タージマハルホテル author Joe Ravi, CC-BY-SA 3.0


バンガロールから北上し、ムンバイを旅行していたときです。私はムンバイといえば、アジア最高とされるタージマハルホテルということで、思い切ってホテル内のレストランで最高級のインド料理ランチを食べることにしました。

私がインドで食べた最高の食事でした。サービスから食事のおいしさまで、いたれりつくせりですばらしかったです。

その後、インド留学が終わって中国の成都に留学していたとき、あのタージマハルホテルが同時多発テロの現場の1つとなっていたことを知りました。(詳細はWikipediaを参考。)

少なくとも172人ないし174人(うち34人は外国人)が死亡、負傷者は239人という、凄惨なテロでした。

もし私が3ヶ月後にムンバイに行っていたら、とうの昔に私は世界から消えていたかもしれません。

対策:テロが起きそうな国には行かない。万一テロから免れたら、感謝する。

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2013年3月15日金曜日

バンガロールで同時多発テロに遭遇:インドにて

インドのバンガロールにある大学で、アメリカ人の優れた教授の元でまじめに勉強をしていたときのことです。



いつものように、大学での授業を終えて、近くにあるバンガロールNo.1のショッピングモールに勉強をしに行きました。

そして、いつもの通り、KFCで昼食を済ませて、いつものカフェでWIFIにつなげてPCに向かって勉強していました。

そのときは、何事もなく、いつも通りのショッピングモールで、いつも通りのことをしていたのでした。

そしてバンガロール繁華街にあるハードロックカフェに向かい、そこでも同じくWIFIにPCをつなげて、ハンバーガーを食べながら1日を過ごしていました。

私が来てからまもなく、クラスメイトのPHD生がやってきたので、一緒に勉強をしていたのですが、なんだか店内の様子がおかしい。

いつもは御礼満員になるはずのハードロックカフェに、お客さんがほとんど来ていない。

そこで、クラスメイトがニュースをチェックすると、なんとバンガロールの11箇所で、同じ時刻に時限爆弾が爆発していたのでした。

それも、私がリクショーに乗ってハードロックカフェに移動していたその時間に爆発したようです。

同時多発テロが起きてまもなく、私がさっきまでいたショッピングモールは閉館となったそうです。もう1時間でも長く滞在していたら、危うく追い出されるところでした。きっとそのときにいたお客さんたちは大パニックになっていたことでしょう。

次の日、インドの新聞に書いてある内容を頼りに、同時多発テロが発生した11箇所の1つで、自分の滞在先に一番近い、徒歩15分くらい離れたショッピングモール近くのバス停に行ってみました。

1日がたった今も、警察や野次馬インド人の数十人が群がっていました。確かに、バス停は屋根はくずれ、周囲の地面はえぐられて、警察が囲いを作っていたために、そばに近寄ることは許されませんでした。

身近にテロの危険を感じる、初めての体験でした。今回の同時多発テロは、脅しの目的だったようで、死者こそ出ませんでしたが、日本では実感のわきにくい、テロの起きる世界を目の当たりにしました。

対策:テロが起きたら、一刻も早くその場を離れる。
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