インド滞在中は、食事をレストランでとっていましたので、1日か2日に1回レストランへ食べに行っていました。(食事の回数が少ないのは、激痛への恐怖で食事を食べる勇気が出ないためです)
これほどまでにお腹が痛いと、なぜ痛いのか原因を見つけ出したいと自然に考えるようになります。
あるレストランに行ったとき、街はいつもの通り、停電が起きていました。(バンガロールというインド有数の大都市でも、停電は毎日のように起きていました)。もちろん、料理を作っている厨房も真っ暗です。
注文した料理が提供されると、皿の上はほこりと髪の毛や得体の知れない毛だらけで、とても食べれたものではありませんでした。
インドではご存知の通り、皿の上にカレーやご飯が乗っかっていて、皿の上で手でかきまぜながら食べます。清潔でない皿で食べるとどんなことになるのか、瞬時に判断がつきます。
そこで、厨房ではどんなことになっているのか、観察することにしました。
そこで目にしたのは、なんと「雑巾で厨房の床を拭きながら、同じ雑巾で皿を拭く子供スタッフの姿」でした。
インドは人口過密なので、レストランも狭いスペースの中、多くのスタッフが仕事をしています。厨房もすぐに汚れ、床はごみでぐちゃぐちゃになります。
そんな床を拭いた次いでに、お客さんが食べるために使う皿を拭いているわけです。
私はその日から、1日か2日に1回に食べる貴重な食事を、日本人でも食べられるようなハイグレードなレストランでだけ食べることにしました。
もちろん、その日も注文した食事にはまったく手をつけずにレストランを出ました。そして二度と戻ることもありませんでした。
そして、3ヶ月のインド留学の後半では、さすがに栄養失調で体がもたなくなってきたので、1日にマクドナルドとケンタッキーフライドチキン、ハードロックカフェをはしごして食いつなぐ生活を続けました。
対策⇒ちゃんとしたレストランで食べる。お金は命には代えられない。食べる前にレストランの厨房を観察する。
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