2013年3月26日火曜日

必見!英語ネイティブから見た、日本人の英語とは?

これからは英語ができて当たり前の時代だと、耳にタコができるほど聞いている人も多いと思います。



でも、実際に英語力が劇的に伸びた人が、日本にどれだけいるでしょうか。

いや、確かにいますが、ごく少数の人だけが英語を実際に使いこなせているのではないかと思います。

今回のブログから、なぜ日本人は英語ができないのか、解説していきたいと思います。

その前に!英語ができないということを考える前に、英語ができるとは、実際どういうことを言うのかを定義してみます。


英語ができるって、どういうこと?

英語ができる人と聞いたら、どんな人を思い浮かべますか?

外国人とぺらぺら英語でしゃべっている人でしょうか?
背や鼻が高い白人の男性・女性でしょうか?
海外に留学経験のある人でしょうか?

おそらく、1人1人、英語ができる人の像というのは、違っているかと思います。

では、私が考える、英語ができる人とはどんな人を言うのか?


ずばり、英語で考えられる人です。

 
これだけです。シンプルすぎますか?

念のため、もう一度言います。


英語ができる人とは、英語で考えられる人のことです。


単純すぎますが、これが真実なんです。英語ができない人は、このところがわかっていないために、何十万、あるいは何百万、何年、あるいは何十年と、効果のない英語学習を試しては幻滅しているのです。


過去に受けてきた英語教育を思い出してみてください

目をつむって、思い出してみてください。

あなたは、中学生の頃、どんな英語の勉強をしてきましたか?

高校生の頃は、どのように英語を勉強しましたか?

・・・

そして、もう少し具体的に思い出してみてください。

あなたは、英文を丁寧に日本語に訳してませんでしたか?

授業中に教えてくれた先生は、日本語で話してませんでしたか?

黒板には、日本語で英文法の解説が書かれませんでしたか?

授業中、先生や他の生徒とは、日本語で話していませんでしたか?

そして、あなたは授業中、いつもと同じように日本語で話をするように考え事をしていませんでしたか?

・・・

思い出せてきましたか?

あなたはこれまで、英語を勉強しているとき、常に日本語に囲まれ、日本語で考えていたわけです。英語で考えるなんていうのは、その当時これっぽっちもしていなかったわけです。

当然、これでは英語の授業の間に日本語はめきめき上達しますが、英語はショックなくらいにまったくと言っていいほど上達しません。


英語で考えるというパラダイム転換

これまで、あなたは英語を勉強しているようで、日本語の訓練をしてきたのです。目的はあっても、手段が違ったわけですね。

そこで、逆に、こうなったらどうでしょう?

あなたが今向かっているPCには英語のOSが組み込まれており、画面内に写っている文字はすべて英語。

聞こえてくる音楽やラジオは、すべて英語。

あなたがタイプしている文字は、すべて英単語をつないだ英文。

あなたは毎朝、英語設定のFacebookを開いて世界中の友達と英語でチャットする。

使う検索エンジンは英語設定のGoogle。

登録しているメルマガはすべて英語ネイティブによるメルマガ。

大抵の友達は英語ネイティブや英語が達者な人で、友達と会うときは常に英会話。

そして、あなたは毎日せっせと英語でブログを書いて、世界中の人がそれを読んでいる。

これらは、どれも英語ネイティブが日々していることです。英語ネイティブは、常に英語に接して英語で考え、英語でアウトプットしているから、英語ネイティブ足りえるわけです。

そこで、あなたも英語ができるようになりたいのなら、
英語に触れる⇒英語で考える⇒英語で伝える

これをする必要があるのです。

シンプルですよね?

これが受け入れられたら、あなたの英語学習はその時点で本当の意味でスタートするのです。


英語ができない日本人は、英語ネイティブにどう見えているのか?

ここまでで、英語ができるとはどうことなのかをお伝えしました。

今度は、もう少し具体的に英語ができるということ、できないということを掘り下げてみます。

英語ができない日本人は、英語ネイティブには実際どのように見えているのでしょうか?


ネイティブから見た日本人の英語①:相手の言っていることがわからない

あなたは、オバマ大統領のスピーチを聴いたことがありますか?ちゃんと英語で聴きましたか?そのとき話を理解できましたか?

おそらく、理解できた人は少ないのではないかと思います。

理解していない上で、オバマ大統領にスピーチ内容に関して質問できますか?なかなかできないですよね。

それでも、オバマ大統領は、聴衆のだれもが理解できるように、ゆっくりと丁寧に、かつ声の抑揚や大小、体の使い方、間の取り方等、いろんな角度から力強い話をしてくれます。

でも、普通の英語ネイティブは、普通の感覚でぺらぺら話しているわけです。そんな中で話に着いていって、うまく質問やコメントを交え、さらにはジョークを言ったりなんていうのは、なかなかできるものではありません。

対話というのは、相手の話が聴けないと始まりませんが、これがまずなかなかできません。


ネイティブから見た日本人の英語②:相手に声が聞こえていない

英語ネイティブの例えばアメリカ人が英語で話しているのを見かけて、声がでかいなと思ったことはありませんか?

一方、あなたが英語を話すとき、そんな英語ネイティブのように大きな声で話ができますか?

なかなかできないですよね。

そうなんです。ネイティブの特徴は、声がでかいことです。

なぜか?英語ネイティブは、もともとロシアあたりの山の寒いところからヨーロッパに南下してきた人たちです。彼らは寒いところから来たので、口をあまり大きく開けません。

口を開けない状態でもごもご話をすると、相手に話が伝わりません。そこで、自然と腹から大きな声で音を出すようになるわけです。

一方、日本人の場合は南から来た人と北から来た人が混ざり合った、移民による混血の文化で、言葉は「あいうえお」をはっきり言う言葉を使っています。

そのため、日本人は、英語を話す際になかなか腹から十分に大きな声で話せないわけです。


ネイティブから見た日本人の英語③:自信がなさそうに見える(そして実際に自信がない)

英語ネイティブが講演で話している様を見たことはありますか?

オバマ大統領とか、そうでなくても、日本人から見て、目線は若干上で、胸を張り、背筋は伸びていて、言葉は一貫性を持ってはっきり伝える。そんな人が多いと感じたことがあるのではないでしょうか。

一方、日本人で講演している人はどうでしょう。うつむきぎみで、声が小さく、話し方があいまいで、聴いているこっちの方が不安になる講演者も少なくありません。

一度、マサチューセッツ工科大学のメディアラボで福所長をしている石井裕氏が、東京・品川に講演にいらっしゃったときのことです。

そのときは、他にも複数の日本企業のお偉いさんが登壇していましたが、説得力はまったく比較になりませんでした。

石井氏は、自信に満ち溢れていて、目が輝き、早口に話す一言ひとことが、インスピレーションに満ち溢れていました。

アメリカでは石井氏のような人が賞賛されます。逆に、自信のなさそうな人は、一貫性が見えないために何もできない人かのように扱われます。

そのために、自信がなさそうに話す日本人は、たとえ英語がある程度できても、できないと思われてしまうのです。



そうだったんだ。。ではどうしよう??

ここまで、英語のネイティブから見た日本人の英語をご紹介してきました。日本人の英語って、実際はこのように見えていたんですね。

それでは、これからもう少し具体的に、日本人は英語ができない本当の理由をお伝えしていきたいと思います。次回のブログでご紹介しますので、お楽しみに。


まとめ

日本人は英語で考えていないがために、英語ができない。英語ネイティブから見た日本人の英語は、①相手の言っていることがわからない、②相手に声が聞こえていない、③自信がないように見える(そして実際に自信がない)の3つの特徴があります。

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