2013年3月12日火曜日

真っ青にかびた「ごちそうの」パンを出してくれる高級トレッキングツアー:インドにて

人生で初めての、記憶に残る退屈な「豪華船上ホテル」をあきるまで堪能した後、トレッキングにでかける日になりました。



この日は朝早くから出発することになっていたので、外がまだ暗いうちからホテルを後にすることになりました。

車で2時間ほど、湖を横切り、山から山へと突っ走り、途中からは道路が砂利で崖同前の急斜面を進みました。

最後に着いた山奥は、小さな村で川がさらさら流れる、一見いい感じの村でした。

早めに着いたので、特に何もやることなく、小さなお店で1時間くらい時間を持て余した後、トレッキング責任者の家に案内されました。

この家が、ありえないくらいに汚かった。

家に入ると、まずパンをくれました。トレッキングに参加するのはお金持ちな先進国からのお客さんが多いためか、特別にパンをとってあったようです。

そのパンが、まりものように全面が青々としている。。

「いらない。おなかすいてない。大丈夫だから!」

「ごちそう」をもらわないように頑張って拒否しましたが、「今お腹がすいてなくても、山を登ったら絶対お腹がすくから、今食べなきゃだめだ」などと、押し売りをされ、とうとうそのまりもパンを食すことになりました。

確かにかじってみると、中はパンらしき色でした。味もパンっぽい。でもやっぱり味がやばい。さっさと飲み込んで、後は天に託しました。

次は、居間の方に案内されました。朝食の支度中で、トウモロコシのナン(丸くて薄っぺらいパンみたいなもの)を焼いていました。

ナンは通常私も好きなのですが、まず1つ問題がありました。

焼いたナンを地面に積み上げてる!

居間は薄暗く、3畳もない小さなスペースに、おじいさんおばあさんから、床を這っている赤ん坊まで10人ほどが生活していました。本当に歩く踏み場すらありません。

さらには羊まで。。 羊までベッドらしきスペースの中で、メーメーいいながら子供と一緒に戯れていました。

地面はすでに得体のしれない汚れ方をしていますが、ベッドスペースはまじでやばい。

見渡す限りカビで真っ青で、触るとなんか異様に湿ってる。

衝撃で言葉を失ってるうちに、ナンが焼けてきました。毛だらけで薄汚れたお皿に、地面に積んであったナンを載せて、私にくれました。

家族全員が私の食す瞬間に注目していました。私は覚悟を決めて食べる。

そして、気分が悪いといって早々に外に外出しようとしました。当然です。

すると、すかさず「疲れてるのか?」と声をかけられ、「そうだよ」と答えると、今度は2階に上がって休憩するよう促してくれました。

2階に上がると、そこそこスペースが広くて、壁から壁にひもがつるしてありました。そのひもには、なんと軽く数百はあるであろう服が掛けてありました。

(なるほど、あのありえないくらい部屋とこの服からして、ここの人たちは「洗う」という概念がないんだな) なんて思いました。

2階の布団のある小さなスペースに案内され、私はそこで仮眠を取ることにしました。

うつらうつらとしていると、まず、布団から漂う異臭に、鼻がおかしくなりそうでした。でもまあ、臭いくらいなら、口から呼吸すればなんとかなるかなと。

今度はブーンという音が聞こえてきました。

次から次へと、ブーンと言っては消えていく音を聞きながら、俺は寝るんだ、これからトレッキングでK2の方に向かうんだ、と自分自身に言い聞かせて、じっとしていました。

と、そのとき、布団の中に何やらブーン、カサカサと動く何かがやってきて、私の身体を這いまわっていました。

その気持ち悪さに、目をとうとう開けてみました。でも、まだ犯人が見えない。窓の周りを見ると、ハチが飛んでるのが見えました。

まさか!!! 慎重に慎重に布団をずらしてみると、大きな黄色いハチが!!!!

動くに動けないので、ハチが去るのを待ちながら、窓の外をのぞいてみました。すると、頭上にハチの巣が!!

ありえねえ!!!!! 私の身体を這いまわるハチが去り次第、私は全速力で外に走出ました。

外に出て、村を散策してみました。そんなに家がたくさんあるわけでもない中をふらふらしていると、遺跡っぽいところが見えました。見た感じでは、優に2000年近く歴史がありそうな、そんな趣を感じさせる石でできた寺院のようなところでした。

すぐそばに川があり、見てみると、インドにはとても似つかわしくない、濁りのまったくない美しい川でした(インドには失礼でしょうか)。

そんな村をふらふら歩いている間、優に数十人もの子供とすれ違いました。彼らは、私を見つけると、にこにこ寄ってきます。どの子も、言うセリフが決まっていました。

「ハロー。お金ちょうだい」

10歳にもならないような子供たちが、揃いも揃って私のような外国人を金づるだとしか捉えない。そんな子供たちと、そんな子供たちをそんなふうに教育している親たちに、寂しさを感じました。

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2013年3月11日月曜日

高級船上ホテルの中に監禁される:インドにて

ニューデリーの空港から飛び立ち、カシミールの中心地シュリナガルに到着すると、何やら不穏な空気が漂っていました。



泊まる予定先の船上ホテルの男にピックアップされ、シュリナガルの中心地に到着すると、インド人の男たちが叫んだり走り回ったり、騒がしいのです。

街には見渡す限りそこらじゅうに警察官がいて、大きな銃を抱えて見張っていました。

お店はいくらでも立ち並んでいますが、すべてのお店がもののみごとに閉まっていました。

煙がすごいなと思ったら、インド人男たちが真っ赤に燃えるお店の周りに群がっていました。

「一体何が起こってるんだ?」と船上ホテルの男に聞いてみると、「デモだよ」とだけ教えてくれました。細かいことは教えてくれません。

そのまま船上ホテルに行くため、舟渡しのところに行くと、大きな水路を数十人もの人が、ボートで水路を封鎖していました。

茫然としながらも、そそくさと船上ホテルの男に、ボートでホテルに連れていかれました。

数百、あるいは数千あるであろう船上ホテルの群れの中をかいくぐり、着いた船上ホテルの上は、平和そのもののようでした。鳥がぴよぴよと飛んできては去り、水を覗き込むと魚がゆらゆら泳いでいました。

平和を感じたのもつかの間、スーパー退屈な数日間の始まりでした。

居心地としては悪くない船上ホテルで一泊し、次の日にはシュリナガルの観光地に連れて行ってもらいました。

湖、チューリップガーデン、寺、モスク、その他いろいろ。。

いろいろ連れていってもらいましたが。。


全部閉まってる!!


家ひとつない道であっても、数十メートルおきに大きな銃を抱えた兵士が見張っていました。

結局、その船上ホテルの男とドライブするだけで、あとは船上ホテルで行く場所もなく、屋上でぼんやり過ごすことになりました。

「ありえないくらい退屈だから、ホテルから出かけたいんだけど」と船上ホテルの男に聞いてみても、危ないからダメだの一点ばり。

豪華船上ホテルの生活は、人生で初めて体験する最高に退屈なひとときとなりました。

唯一船上ホテル滞在中にしたことと言えば、トレッキング代を払うためにカシミア繊維店に連れていかれ、屈辱なことにクレジットカードを切らなければならなかったことでした。なんにも面白くない。

カシミールに到着した次の日、同じくカシミールに来るはずだったインド人金持ちやアメリカ人が来れなかったと聞きました。カシミールでのデモが激化し、到着直前の飛行機がニューデリーに引き返したそうです。

インド人金持ちの生態を知るだけのために費やした21万円が、地獄の豪華カシミール旅行のために消え、ついにはインド人金持ちすらいない。こりゃ人生史に残る忘れられない旅になりそうだ、なんて絶望の中でぼんやり考えてました。

対策:豪華旅行が楽しいものになるとは限らない。無駄な出費はしない。そんな判断のできる状態に自分を常に管理する。


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2013年3月10日日曜日

友達詐欺で過激デモ真っ最中のカシミール旅行へ:インドにて

南インドや西インドでは楽しい出会いばかりで楽しく旅行していた私は、インドの首都デリーに着きました。ホテルで1泊した次の日の朝に、ニューデリーの中心コンノートプレイスに行ってみました。



コンノートプレイスにあるマクドナルドで朝食を食べていると、見るからにお金持ちそうで、20代後半くらいの男が声をかけてきました。

話を聞いていると、普段はビジネスでインドにいないことが多いが、今はバケーションでインドに戻って来ているとのことでした。そして、ちょうど友達と待ち合わせているという話でした。

いくらか話をした後、その友達やほかのアメリカ人旅行者とも一緒になって、カフェに行ってコーヒーを飲みながら話をしていました。その友達は普段モデルをやっているとのことで、見るからに雑誌の表紙を飾ってそうなイケ面でした。背がめちゃめちゃ高くて超おしゃれ。

そうしているうちに、合計10人くらいのアメリカ人旅行者と落ち合いました。

「これからみんなでラダック地方を旅行するんだ」とのことで、「ガクも行くか?」と誘われました。

そのとき、私は2つのことについて考えていました。

1つ目:インドではこれまで貧乏人のことしか出会ってこなかったけど、インドには金持ちもいるんだな。インドの金持ちのことを知るのも人生経験になっていいかも。

2つ目:金持ちと旅行すると、結構金かかるんじゃないか?インドがいくら安いと言っても、いくらかかるか予測がつかないな。

ちょっと考えましたが、私は大事な決断には時間をかけない癖があります。「行く!」と答え、私はみんなと一緒にラダック旅行に行くことになりました。

心身ともに、どん底に落ちることになる、重大な決断でした。

ほ かの人は、みなすでにラダックツアーに申し込んでいた後で、私だけ急遽追加で参加することになりました。そのため、私だけみんなが乗るフライトより、1つ 前のフライトに乗ることになりました。そのときのツアーの費用は、フライトと船上ホテル4泊5日を含めて、7万円くらいでした。

ツアーの申し込みが済んだら、デリーの主要観光地をいくつか高級車に乗せてみせてもらいました。その間、その金持ちインド人からいろんな話を聞きました。どんなビジネスをしているのか、どれだけイスラム教徒として道徳を大事にしているのか、インドについて、などなど。

インドでは頭の悪いぼったくりリクショー運転手が多い中、彼は頭の回転が異常に早く、考え方が根本的に違いました。インドにもこんなすごい人がいるんだな、ということを目の当たりにしていたわけです。

デ リー観光が終わり、大金持ちのイギリス人の友人と落ち合うということで、コンノートプレイスにある高級バーに行くことになりました。バーはいかにもお金持 ちのバーという感じで、実際私と一緒にいた、私に声をかけてきたインド人ビジネスマン、モデル男、イギリス人大富豪はどの角度から見てもお金持ちのたたず まいをしていました。

唯一貧乏くさかったのは、インドでひたすら貧乏旅行してきた私。数日に1回のみ安ホテルに泊まり、後は夜行バスでひたすら仮眠を取る日々を送り、それらしい恰好をしてましたから。

そんないづらい雰囲気のバーを出ると、もう夜遅くて明日のフライトも朝早いからということで、彼の家に泊めてもらうことになりました。

彼の家は繁華街のすぐそばの、マンションにありました。住み込みのお手伝いさん?がいて、彼が家の掃除や料理をしていました。いろいろ話を聞いてみたかったのですが、彼は英語ができません。

そ こで、寝る前にインド人ビジネスマンに、「これは日本人のなんとか(女性)が置いていったガイドブックだ」と、インドのガイドブックを見せてもらいまし た。そして、「ガクのガイドブックを見せてほしい」ということで、ガイドブックを貸しました。そのガイドブックは私の元に戻ってくることはありませんでし たが。

その際、こう聞かれました。「俺たちはラダック旅行に行くだろう。だが、ラダックに行く前にトレッキングもするんだ。さっきはフライトと船上ホテルのために払った分だが、あと追加で、これだけかかるんだ」

その際に知らされた費用は、1人当たり40~50万円というレベルで、ありえないくらいするので、私には払えたものではありませんでした。

結局、いまさら引き返すわけにもいかないが、私に払える費用でもないので、一番安いトレッキングの一番滞在期間の短いプランを選びました。それでも14万円。

私が、インド人の金持ちの生態を知りたいという興味本位で始まった旅行のために、21万円もの費用をつぎ込むことが、ここで決定したのでした。

対策:冷静な判断がいつでもできるように、無理な旅行はしない。


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2013年3月9日土曜日

リクショーの運転手に突き飛ばされる:インドにて

リクショーの運転手に突き飛ばされる:インドにて

バンガロールからバスで北へ旅をし、デリーに到着したときのことです。



バスの終着地点はデリーの中心部から離れていたため、デリー中心部に移動する必要がありました。そこで、たくさんあるリクショーの中から、一番安く乗せてくれるというゴツい男のリクショーに乗りました。

150ルピーで移動できるとの約束だったはずが、降りる際には「250ルピーだ」と言い張りはじめました。

「違うだろう。150ルピーの約束だったじゃないか」と伝えると、「なら200ルピーだ」と言ってきました。

私はあくまで150ルピーの約束だったと、150ルピーだけ渡して去ろうとすると、叫び散らしてどこまでも追いかけてきました。私の前に立ちはだかっては突き飛ばしてくる中、私は目当てのホテルに向かって進んでいくほかありませんでした。

最終的には彼はあきらめていきましたが、長旅でぐったりな中、面倒くさい出来事でした。

対策:できれば北インドへは旅行しない。口約束はなるべく避けて、メーター制のタクシーに乗ったり、紙に具体的に運賃を書いて交渉する。



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2013年3月8日金曜日

授業が行われないインド屈指の名門大学:インドにて

授業が行われないインド屈指の名門大学:インドにて

私のインドでの留学先は、インドの5大都市のひとつで、インドのシリコンバレーと呼ばれるバンガロールでした。



アメリカの大学からの交換留学で来ていたのですが、私が勉強した大学は、10000以上もあるインドの大学の中でも、常にトップ10に名を連ねるChrist College(今はChrist University)でした。

特にMBAなどビジネスに強い文系の大学で、名門というからにはそれなりの大学だろうと期待して行きました。

南インド旅行を終えてバンガロールに戻ってくると、オリエンテーションが開催されるはずの日になってもオリエンテーション開催の気配がありません。

ディレクターはこれ以上ないくらいににこにこしている人で、第一印象は悪くなかったのですが、オリエンテーションを開催してくれません。

(これならもっと旅行してこればよかったな)と思いながら、毎日時間をつぶしていました。そしてオリエンテーション期間の最後の日に、ようやく急遽開催が決まりました。

そこで言われたのがこれ↓

「この大学でまともに勉強しても、難しすぎて3か月の間に単位なんて取れるわけがない。

そこで、みなさん、インドを旅行してきなさい。

夏学期の後半は、アメリカの大学から教授が派遣されてくるから、ちゃんと授業をしないといけないが、前半は大丈夫だ。授業は出なくても単位をあげるし、成績もちゃんとAをあげるよ。

では、いってらっしゃい」

はあ。。。。これがインドか!

アメリカの大学から交換留学プログラムで参加してくる学生の学費をネコババして、授業をやらない。

アメリカでは、大学は単位認定団体に認定されている限り、どの大学であれ厳格なカリキュラムの元に、それなりにハードな勉強をしなければならない。アメリカの大学に管理されているはずの留学プログラムですら、インドでは巧妙に骨抜きにされている。。

どうせ大学に残っても、学生がいなくては授業そのものが開催されないため、私もインド中を旅行することにしました。

そして激動の一か月半を過ぎて大学に戻ってくると、同じ時期に留学しに来た20人程度の仲間のほとんど全員が、姿を消していました。

存在を確認できたのはアメリカ人の女の子とフランス人の男の2人だけです。

体調不良だったのでしょうか。インドという国に幻滅したのでしょうか。理由はきっとさまざまでしょうし、たくさんあるでしょう。

対策:滞在先の国の流れに身をまかせる。

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2013年3月7日木曜日

部屋に侵入してくるホテルスタッフ:インドにて

南インド旅行の最後に、南インドで強力だった元マイソール王国の首都、マイソールに寄りました。夜中に到着したので、ひとまず寝るためのホステルを探しまし た。南インドをぐるっと回ってお金もそこそこ使っていたので、特に安いホステルの一番安い部屋に滞在することにしました。



1泊200円もかからない、超激安ホステル部屋です。

エアコンもバスルーム、洗面台、扇風機もありませんし、カビだらけでさわっただけで病気になりそうな毛布と枕があるだけです。ベッドシーツや枕カバーすらありません。

朝起きて、毎日の日課だった新聞を読むために、街のスタンドで売っている英字新聞をすべて買って部屋に戻りました(インドでは、英字新聞を10コ買っても、日本円で100円くらいです)。

部屋のベッドに座って新聞を読んでいると、何やら部屋のドアが密かにカタカタ音を立てはじめました。

「なんだろうな」と思いながらも、部屋の鍵はかかってるし、ここはインドだから何が起きてもしょうがないな、とあきらめた気持ちで、大好きな新聞読みを続けていました。

音が立ち始めてから5分ほどすると、とうとうドアの鍵が開いて人が部屋の中をのそっとのぞいてきました。

「何かしてほしいことはあるか?」そのインド人は聞いてきました。見たところ、そのインド人は明らかにホステルのスタッフなようです。

「何も」私は答えました。

「本当に?」彼は聞いてきます。

(っていうか帰れよ!!!!)なんて思いながらも、インド人に怒ってもしょうがないので、「ないよ」と答えてあげました。

彼は、部屋にのそのそっと入ってきて、5分くらいぼんやりした後、静かに去っていきました。

対策:安ホテルには泊まらない。

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2013年3月6日水曜日

観光名所ツアーのはずがお店ツアーに:インドにて

観光名所ツアーのはずがお店ツアーに:インドにて

インドの観光名所では、街の主要な観光地に連れて行ってくれる即席リクショーツアーをしてくれるリクショー運転手がいたりします。



インドのコーチを旅行していたとき、そんなツアーをしてくれるというリクショー運転手を見つけたので、お願いしてみました。費用は、聞く限りでは一か所ずつリクショーを見つけて移動するよりも、ずっと安いようでした。

全部で6つの場所を回ることになりました。これだけ回ってこの運賃でいいの?ラッキー!!

ただ、回ってくれはするのですが、問題が1つありました。

それは、余計なお店に毎回連れ回されることでした。1つの観光地に行くと、次は2つ連続でお店に連れて行かれます。

これはお店ツアーか!?観光地回るんじゃなかったのか?そんな疑問ばかりが浮かんでくるわけです。

ケチな私は当然何一つ買いませんが、リクショーからお店に行くのを渋ると、こう言われました。

「せめてお店の中に入ってよ」

お店の中に入らないとリクショーを走らせてくれないわけです。渋々お店の入り口まで足を踏み入れた瞬間、リクショーに引き返すと、リクショー運転手がいません。

リクショー運転手は、お店の外のコミッション受取場で、客を連れてきたコミッション代をもらうべく、店員を待っています。

私は、彼がコミッション代を受け取るまで、リクショーでリクショー運転手をにらみつけながら待つのでした。これでは誰のためのツアーかさっぱりわかりません。

こ のお店ツアーは、単なる一例でしかなく、約束したはずの行き先に連れて行ってくれない運転手は、インド中にいます。困ったことですが、リクショー運転手と いうだけでは差別化が図れないため、運賃を下げて客を見つけ、余計なお店に連れて行ってコミッション代を稼ぐという手口が横行しています。

行き先も到着時間も思った通りに行かないので(運転手の都合に振り回されるので)、ときには運転手をぼこすかにしてやりたいくらいに腹が立ちます。でも、そこは自己管理で自分の感情を落ち着かせることが大事でしょうね。

対策⇒安すぎる運賃に注意。まとまったお金が必要なツアーなどの利用には注意し、できる限り細切れにリクショーを使い、リスク分散する。



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2013年3月5日火曜日

床雑巾で皿を拭くウェイター:インドにて

インドで1週間以上滞在する人のほとんどが、お腹を壊します。私も例外ではなく、極度の下痢に悩まされていました。水を飲むだけで、激痛で2~3時間動けなくなるわけです。



インド滞在中は、食事をレストランでとっていましたので、1日か2日に1回レストランへ食べに行っていました。(食事の回数が少ないのは、激痛への恐怖で食事を食べる勇気が出ないためです)


これほどまでにお腹が痛いと、なぜ痛いのか原因を見つけ出したいと自然に考えるようになります。

あるレストランに行ったとき、街はいつもの通り、停電が起きていました。(バンガロールというインド有数の大都市でも、停電は毎日のように起きていました)。もちろん、料理を作っている厨房も真っ暗です。

注文した料理が提供されると、皿の上はほこりと髪の毛や得体の知れない毛だらけで、とても食べれたものではありませんでした。

インドではご存知の通り、皿の上にカレーやご飯が乗っかっていて、皿の上で手でかきまぜながら食べます。清潔でない皿で食べるとどんなことになるのか、瞬時に判断がつきます。

そこで、厨房ではどんなことになっているのか、観察することにしました。

そこで目にしたのは、なんと「雑巾で厨房の床を拭きながら、同じ雑巾で皿を拭く子供スタッフの姿」でした。

インドは人口過密なので、レストランも狭いスペースの中、多くのスタッフが仕事をしています。厨房もすぐに汚れ、床はごみでぐちゃぐちゃになります。

そんな床を拭いた次いでに、お客さんが食べるために使う皿を拭いているわけです。

私はその日から、1日か2日に1回に食べる貴重な食事を、日本人でも食べられるようなハイグレードなレストランでだけ食べることにしました。

もちろん、その日も注文した食事にはまったく手をつけずにレストランを出ました。そして二度と戻ることもありませんでした。

そして、3ヶ月のインド留学の後半では、さすがに栄養失調で体がもたなくなってきたので、1日にマクドナルドとケンタッキーフライドチキン、ハードロックカフェをはしごして食いつなぐ生活を続けました。

対策⇒ちゃんとしたレストランで食べる。お金は命には代えられない。食べる前にレストランの厨房を観察する。


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2013年3月4日月曜日

「気が利いた」おっちゃんが手ぬぐいで磨き上げたフルーツをくれる:インドにて

インド人は非常にフレンドリーです。バスに乗って、隣の人が声をかけてこないことは、まずありません。それが楽しかったり、めんどくさかったり。



バスに乗って南インドを回っていたあるとき、隣のおっちゃんと話をしてました。彼とはいろんな話をしましたが(もちろん英語で)、内容はさっぱり覚えていません。

ある地方都市で乗り換え待ちがあった際、バスの外に群がる物売りを眺めながら、彼はおもむろに「あれ食べたことある?インドのフルーツ。」と聞いてきました。

「ないよ」と言うと、「あれうまいよ。食べてみな」と言って、買ってくれました。

「なんていいおっちゃんなんだ!」なんて心の中で叫んでいると、びっくりしたのはそれからです。

彼は、ポケットにさくっと手をつっこみ、元は真っ白であっただろう、今は黒と灰色ですっかりにじんだ手ぬぐいをさっと出しました。

私は「えっ!?」と思っている瞬間、彼はこれでもか!という勢いで、魂を込めてそのぞうきんっぽくなった手ぬぐいで、そのフルーツを磨き上げてくれました。

5分後、彼はにこにこと自信たっぷりにそのフルーツを差し出してくれました。

すっかり凍り付いていた私は、どうしたものかと考えあぐねていたのですが、「食べな!」と言ってくれる彼に逆らえず、その「おいしいインドのフルーツ」を食べることになりました。

中身はとてもおいしかったです。

ただ、あのフルーツの皮に張り付いた汗くさい匂いは、二度と忘れられません。(そのフルーツは皮も食べられるということで、もちろんしっかり皮まで食べました)

対策:もらった食べ物は、安全性が確認できない限りは、その場で食べない。お腹がいっぱいだとか、お腹の調子が悪いと言ってやり過ごす。

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2013年3月3日日曜日

カシミールを60円で生き延びた私が経験してきた、もう二度と御免な危険極まりない海外体験集:始めに

海外旅行にまつわるいろんな大変だった話を聞いても、「自分は大丈夫だろう」「なんとかなるだろう」とくらいに思っている人は多いのではないかと思います。



私も留学・旅行中は、そのくらいに考えていました。

さらには、このブログで書いた「海外治安対策法①」と「海外治安対策法②」のように、記事を2つもたっぷり書いているところを見ても、もしかしたらさぞかし最初から入念に準備をした上で、渡航し、何事もなく帰って来れたんだろうと思う人もいるかもしれません。

でも、まったくそんなことはありません。

今回のブログから、私の実体験を通して、 どれだけ海外生活に危険・詐欺が潜んでいるかをお伝えしていきたいと思います。私のこの記事を読んでいただければ、きっといままでにない緊張感で、海外旅行や海外留学をご検討いただけるのではないかと思います。

全体のボリュームが大変な量になったので、細かく分けて、毎日配信していきます。


■ぼったくりタクシー:インドにて■

南インドを旅行し始めて1週間ほどが経過していたときです。

すでに毎日限界近くインドの各観光地を回っていて、インドのリクショー(三輪タクシー)には1日に何度となく乗っていました。



インドではまだまだ一部都市を除いてメーターを使わないリクショーが主流でしたので、「何々に行きたいんだけど、いくら?」というように、毎回運賃を交渉して乗っていました。

リクショーの運転手がいい人っぽい人であれ、そうでない人であれ、相手の最初の言い値の半分まで下げてもらって乗っていました。

その時点では、「だいたいこんなもんか」と相場については思っていました。

旅をする中で、インドでは私のような日本人は目立ちますし、インド人はそもそもいろんなことに興味津々です。旅の途中で出会ったインド人たちは、私の行き先を聞いて、「ああ、あそこならだいたい~ルピーで行けるよ」なんて言ってくれるわけです。

その運賃が、私にとっての相場の半分くらい。「おかしいなあ。そんなに安くなるもんかな」と半信半疑な私も、その親切なインド人が交渉すると、本当にその「安い運賃」で乗せてくれるわけです。

それ以降、私も自分にとっての相場の半分くらいを目指して値切ると、確かに乗せてくれるリクショーもありました。また、メーターを使ってくれるリクショーでも、同じように「安く」なりました。

それまでは、数十ものリクショー運転手に、一様にぼったくられていたわけです。

対策:メーターを使ってくれるタクシーを探す。なければ現地の住人に相場を聞きだす。

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