そんな風にふらふらしているうちに、とうとう出発の時間が来ました。
ツアーコンダクター3人、それと馬と一緒に、道らしい道もない中、山をぐるぐると回っていきます。
さながら、西遊記です。森をひたすら登ったと思うと、今度は肌色の地肌がむき出しの斜面を歩きました。
これが結構すべる。
私は急遽カシミール旅行に来ることになったので、なんと草履でトレッキングするという無謀な状態で、何度も足は大丈夫かと聞かれました。
聞かれるたびに、「大丈夫大丈夫!」なんて答えるわけです。なぜかというと、大丈夫でないなんて答えたら、すかさずツアーコンダクターの靴を貸してくれるだろうからです。当然いまだかつて洗ったことのないような、ありえない汚れ方をした靴です。
でも、とうとう足がすべった拍子に、草履が壊れてしまいました。観念してぬるぬるしていてぶかぶかの靴を貸してもらうことになりました。
途中、本気で危険な崖を進むときに、馬に乗ることになりました。馬はすべらないかと思ったら、すべるすべる!馬の上で命を馬に託すのは、いただけません。怖さ倍増ですから。
でも馬には4本も足があるので、1本すべってもほかの足があるのですね。なんとか崖を転げ落ちることなく、トレッキングを続けることができました。
初日は山を登るだけで、日が暮れたら途中の休憩所でテントを張り、一夜を過ごしました。
テントの中で、インド料理を作ってもらいました。持ち運びできるコンロを取り出して、火を着けて鍋でぐつぐつ鶏肉をゆでてくれました。
今
さら、食べたくない、などとごねるわけにはいきませんが、鶏肉くさってないよな、鍋とか水筒とか、ちゃんと洗ってるのかな。水は大丈夫か?などなど、考え
てもどうにもならないのですが、身体が身の危険を感じながらも、最後まで食べきりました。世の中あきらめが肝心ですよね。
対策:刺激的な人生経験はほどほどに
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