2013年3月18日月曜日

ぼったくりバー:中国にて

中国・成都での留学が終わり、東南アジア旅行を経て中国・上海に到着したときのことです。



滞在する大学寮に荷物を運びこんで、私は早速上海の繁華街観光に繰り出しました。

行き先は、南京東路です。

歩いていると、次から次へと女性が声をかけてきます。

「誰がひっかかるか」と思いながら歩いていると、ある2人組みの女性が声をかけてきました。最初は中国語で聞いてきたので、「中国語はわからないんだ」と英語で答えると、今度は英語で話しかけてきました。

「南京東路に行きたいんですけど、どこにありますか?」と聞いてきたので、「ここだよ」と伝えると、びっくりした様子。

話を聞いていると、台湾から旅行に来ているとのことで、英語ができるあたりや、雰囲気、コミュニケーション力あたりが、これまで成都で見てきたような中国人とは違い、もう少し洗練された感じを受けました。

そこで、話が弾んでしまっているうちに、「KFCに行こう」と言い出したので、「いいよ」と答えました。

ただ、近くにKFCがないようです。「カフェでもいい?」ということで、唐突にあるビルの2階にあるカフェに行くことになりました。そのカフェは、外の喧騒とは打って変わって、ほとんど客がいない空間でした。

カフェといっても、普通に食事ができるところで、食事を注文しました。そのときのメニューに載っている食事は、繁華街によくあるような、普通の費用でした。日本円で、普通の1000円ランチを食べるような費用なので、別に悪くありません。

普通に食べているうちに、その女性2人がワインを注文し始めました。「ワインなんていらねーよ」と思いながらも、その注文の仕方が唐突で、かつ食事の費用からしてそんなに高くないだろうと思ったので、そのままなすがままにしてました。

最後に、それでは帰ろうということで、立ち上がると、カフェのスタッフが請求書を私の方に突き出してきました。とっさに2人の女性を見ましたが、それに対して無反応を決め込んでいました。

「こいつら、俺をはめやがったな!!」

と、瞬間的に悟りました。請求書を見ると、食事の費用は普通に5000円くらいなのに、ワインの費用が4万5000円相当。

ありえねえ。でも、逃げ道はありません。身を切る気持ちでクレジットカードで全額支払いました。

その女性2人は、最後まで知らん振りで、私の「だましたな」というコメントも無視して、私を地下鉄まで見送りました。

次の日、大学のオリエンテーションが開始し、その際に交換留学プログラムのスタッフから「変なカフェに連れていかれて、多額の支払いを要求されて帰って来れなかった人がいるから、気をつけてね」と注意を受けました。

1日遅えよ!と思いながら、ショックの中オリエンテーションを無言で聞いてました。

対策:変な人にはついて行かない。

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