2013年3月10日日曜日

友達詐欺で過激デモ真っ最中のカシミール旅行へ:インドにて

南インドや西インドでは楽しい出会いばかりで楽しく旅行していた私は、インドの首都デリーに着きました。ホテルで1泊した次の日の朝に、ニューデリーの中心コンノートプレイスに行ってみました。



コンノートプレイスにあるマクドナルドで朝食を食べていると、見るからにお金持ちそうで、20代後半くらいの男が声をかけてきました。

話を聞いていると、普段はビジネスでインドにいないことが多いが、今はバケーションでインドに戻って来ているとのことでした。そして、ちょうど友達と待ち合わせているという話でした。

いくらか話をした後、その友達やほかのアメリカ人旅行者とも一緒になって、カフェに行ってコーヒーを飲みながら話をしていました。その友達は普段モデルをやっているとのことで、見るからに雑誌の表紙を飾ってそうなイケ面でした。背がめちゃめちゃ高くて超おしゃれ。

そうしているうちに、合計10人くらいのアメリカ人旅行者と落ち合いました。

「これからみんなでラダック地方を旅行するんだ」とのことで、「ガクも行くか?」と誘われました。

そのとき、私は2つのことについて考えていました。

1つ目:インドではこれまで貧乏人のことしか出会ってこなかったけど、インドには金持ちもいるんだな。インドの金持ちのことを知るのも人生経験になっていいかも。

2つ目:金持ちと旅行すると、結構金かかるんじゃないか?インドがいくら安いと言っても、いくらかかるか予測がつかないな。

ちょっと考えましたが、私は大事な決断には時間をかけない癖があります。「行く!」と答え、私はみんなと一緒にラダック旅行に行くことになりました。

心身ともに、どん底に落ちることになる、重大な決断でした。

ほ かの人は、みなすでにラダックツアーに申し込んでいた後で、私だけ急遽追加で参加することになりました。そのため、私だけみんなが乗るフライトより、1つ 前のフライトに乗ることになりました。そのときのツアーの費用は、フライトと船上ホテル4泊5日を含めて、7万円くらいでした。

ツアーの申し込みが済んだら、デリーの主要観光地をいくつか高級車に乗せてみせてもらいました。その間、その金持ちインド人からいろんな話を聞きました。どんなビジネスをしているのか、どれだけイスラム教徒として道徳を大事にしているのか、インドについて、などなど。

インドでは頭の悪いぼったくりリクショー運転手が多い中、彼は頭の回転が異常に早く、考え方が根本的に違いました。インドにもこんなすごい人がいるんだな、ということを目の当たりにしていたわけです。

デ リー観光が終わり、大金持ちのイギリス人の友人と落ち合うということで、コンノートプレイスにある高級バーに行くことになりました。バーはいかにもお金持 ちのバーという感じで、実際私と一緒にいた、私に声をかけてきたインド人ビジネスマン、モデル男、イギリス人大富豪はどの角度から見てもお金持ちのたたず まいをしていました。

唯一貧乏くさかったのは、インドでひたすら貧乏旅行してきた私。数日に1回のみ安ホテルに泊まり、後は夜行バスでひたすら仮眠を取る日々を送り、それらしい恰好をしてましたから。

そんないづらい雰囲気のバーを出ると、もう夜遅くて明日のフライトも朝早いからということで、彼の家に泊めてもらうことになりました。

彼の家は繁華街のすぐそばの、マンションにありました。住み込みのお手伝いさん?がいて、彼が家の掃除や料理をしていました。いろいろ話を聞いてみたかったのですが、彼は英語ができません。

そ こで、寝る前にインド人ビジネスマンに、「これは日本人のなんとか(女性)が置いていったガイドブックだ」と、インドのガイドブックを見せてもらいまし た。そして、「ガクのガイドブックを見せてほしい」ということで、ガイドブックを貸しました。そのガイドブックは私の元に戻ってくることはありませんでし たが。

その際、こう聞かれました。「俺たちはラダック旅行に行くだろう。だが、ラダックに行く前にトレッキングもするんだ。さっきはフライトと船上ホテルのために払った分だが、あと追加で、これだけかかるんだ」

その際に知らされた費用は、1人当たり40~50万円というレベルで、ありえないくらいするので、私には払えたものではありませんでした。

結局、いまさら引き返すわけにもいかないが、私に払える費用でもないので、一番安いトレッキングの一番滞在期間の短いプランを選びました。それでも14万円。

私が、インド人の金持ちの生態を知りたいという興味本位で始まった旅行のために、21万円もの費用をつぎ込むことが、ここで決定したのでした。

対策:冷静な判断がいつでもできるように、無理な旅行はしない。


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